お得にガソリン給油はしたいけど、ガソリンカードは作りたくないと思っている人は多いのではないでしょうか。
ガソリンを給油するだけのカードは買い物で使いにくいのでいらないという人は多いようです。
そこでこの記事ではガソリンがお得に給油ができて、普段使いもできる万能なクレジットカード「楽天カード」についてご紹介します。
楽天カードでガソリンがお得になる理由
ガソリンスタンドでは、一般のクレジットカードの値引きはほとんどありません。
値引きになるのは、ガソリンカードや現金会員カードだけです。
そのため、ガソリンを安く給油したい人は、ガソリンカードを作るのが一般的になっています。
しかし、一般のクレジットカードの中にも値引き効果があるカードもあります。
それが楽天カードです。
楽天カードはガソリンスタンドで利用すると、ガソリンカードや現金会員カード並みの値引きメリットがあります。
ENEOSの場合
楽天カードはENEOSでお得になるカードです。
ENEOSでは、楽天カードを使ってガソリン給油をすると、通常の100円につき1ポイントとは別に、特別提携ポイントとして200円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まる仕様になっています。
つまりENEOSでは、200円の利用で3ポイントの楽天ポイントが貯まるのです。
ENEOSで楽天ポイントが多く貯まるのは、楽天カードがENEOSの特別提携カードになっているからです。
さらにENEOSでは、楽天ポイントを使ってガソリンを給油することもできます。
ただ楽天ポイントで給油する場合、このポイントを楽天Edyにチャージして使わなければいけません。
楽天ポイントから楽天Edyへのチャージは1ポイント=1円です。
ガソリン給油で3,000円(1ℓ150円で20ℓ給油)支払ったとき、ENEOSでは楽天ポイントが45ポイント貯まります。
楽天ポイントは1ポイント=1円なので45円引きとなり、結果として1ℓあたり2.25円の値引きと同じ効果になります。
アポロステーション(出光)の場合
アポロステーション(出光)でも、楽天カードを使ってポイントを貯めることができます。
アポロステーションの場合、楽天カードのクレジットポイントに加え、楽天ポイントカード機能で、ポイントの2重取りが可能です。
アポロステーションで楽天カードを使うと、楽天ポイントが100円につき1ポイント貯まります。
さらに、楽天ポイントカード機能で、2ℓにつき1ポイントの楽天ポイントが追加されます。
また、アポロステーション(出光)では、楽天ポイントを1ポイント=1円で使用することが可能です。
そのためENEOSと同じように、貯めたポイントをガソリン代として使うことができ、値引きと同じ効果が得られます。
150円/ℓのガソリンを20ℓ給油(3,000円)すると、クレジットのポイントで30ポイント、楽天ポイントカード機能で10ポイントの楽天ポイントが貯まります。
その結果40円値引きになり、1ℓあたり2円引きと同じ効果になるのです。
年会費
楽天カードは年会費が永年無料です。
ガソリンカードの中にも、アポロステーションカードのように年会費が永年無料のカードはあります。
しかし、条件付きで年会費が無料のカードや、年会費が有料のカードもあるので、比較するカードによっては楽天カードの方がお得になります。
- ENEOSカードS 初年度年会費無料、2年目以降有料1,375円(年に1回以上利用で次年度年会費無料)
- ENEOSカードP 初年度年会費無料、2年目以降有料1,375円
- ENEOSカードC 初年度年会費無料、2年目以降有料1,375円
- 出光カード 初年度年会費無料、2年目以降有料1,375円
- コスモ・ザ・カード・ハウス 初年度年会費無料、2年目以降有料550円(ネットde明細登録で年会費無料)
公式サイトを見る→楽天カード
楽天カードがガソリンカードよりも優れている点

楽天カードには、ガソリンカードにないお得な特典があります。
固定費でポイントが貯まる
楽天には「楽天でんき」や「楽天ガス」などの光熱費や、「楽天モバイル」といった通信費のサービスがあります。
これらに登録し、楽天カードで支払うことで、毎月簡単にポイントを貯めることができます。
- 楽天でんき:電気料金200円につき1ポイントが貯まる。
- 楽天ガス:楽天でんき・楽天ガスを両方契約すると、100円につき1ポイント貯まる。
- 楽天モバイル:月々の利用料100円分につき1ポイント貯まる。
また貯まったポイントで支払いをすることもできます。
楽天Payで2重取り
楽天カードは楽天Payに紐づけることで、ポイントの2重取りが可能です。
楽天Payは他のキャッシュレス決済アプリと同様に、お買い物の購入金額に応じてポイントが貯まります。
楽天Payのポイント付与は、200円につき1ポイントです。
さらに楽天カードを紐づけることで、クレジットカード利用分として100円につき1ポイントの楽天ポイントを貯めることができます。
>>>JAのセルフガソリンスタンドでのQRコード決済のやり方は?
楽天ふるさと納税でポイントGET
楽天カードを使うと、ふるさと納税でも楽天ポイントが貯まります。
楽天カードを使って楽天市場でふるさと納税すると、実質2,000円で住民税の2割まで納税ができ、納税分の楽天ポイントが貯まって、返礼品をもらうことができます。
楽天ふるさと納税は、楽天カードの還元率が2%になっており、スーパーポイントアッププログラムやスーパーセールの日を絡めることで、さらにポイント還元率を上げることができます。
ふるさと納税はポイントを貯めるだけではなく、使うこともできるので、返礼品をポイントだけでもらうことも可能です。
楽天カードの注意点
楽天カードはETCカードが有料です。
ほとんどのガソリンカードはETCカードが無料ですが、楽天カードのETCは年会費が550円かかります。
ETCカードを無料にすることも可能ですが、楽天PointClub会員ランクを「ダイヤモンド会員」または「プラチナ会員」にする必要があります。
また楽天カードは、家族カードにETCカードを付帯することができません。
そのため、家族何人かでETCカードを持ちたい場合は、家族一人一人が楽天カードを新たに作る必要があります。
ただ楽天カードは、ETCの利用で楽天ポイントが貯まるので、利用回数が多い人にとってはメリットになります。
最後に
楽天カードは、ガソリンカードが持ち合わせていないメリットがたくさんあります。
しかもENEOSやアポロステーションでは、ほとんど現金会員価格と同等でガソリン給油ができます。
そのため、ガソリンカードをわざわざ作りたくないという人には最適なカードです。
無料で作って入会特典で数千円分のポイントももらえるので、持っていない人にはおすすめです。