PayPayを使ってガソリン給油をしたいと思ったことはありませんか?
paypayや楽天Payようなスマホ決済がガソリンスタンドで使えたら便利ですよね。
ただガソリンスタンドでこのようなスマホ決済ができるという話はあまり聞きません。
そこでこの記事ではガソリンスタンドのスマホ決済事情について、10年以上にわたりガソリンスタンドの販売促進の手伝いをしてきた専門家の観点からご説明します。
ガソリン給油でPayPayや楽天Payなどのスマホ決済はできるの?
スマホ決済は大きく分けて非接触型決済と、QR・バーコード決済の2種類があります。
以下ではガソリンスタンドでのこれら2種類の決済方法について説明します。
使えるところがまだ少ないQR・バーコード決済
PayPayなどでおなじみの決済方法がQR・バーコード決済です。
主なものとしては、paypay・楽天Pay・d払い・aupay・LINEPay・メルペイなどがあります。
このQR・バーコード決済には2通りの決済方法があり、一つはQRコードを表示させてお店で読み取る方法、もう一つは店側のQRコードをスマホで読み取る方法です。
どちらも一般の利用店ではよく使われている決済方法ですが、ガソリンスタンドでは今のところどちらの方法でもほとんど給油出来ないのが現状です。
特にセルフサービスでは使えるところはほとんどなく、使えるのはJAの一部のガソリンスタンドのみになっています。(d払いはコスモ、メルペイはコスモとENEOSの一部で使えます)
セルフで使えない主な理由としては、後払いスマホ決済に対応したQRやバーコードのリーダーがないためです。
セルフではスタッフが少ないためお店側のQRを読み取り、金額を打ち込む方法は使えません。
フルサービスでの対応
フルサービスのガソリンスタンドでは、スマホのキャッシュレス決済を使えるところもあります。
フルサービスの場合、スタッフが対応できるためドライバーがお店側のQRを読み取るという方法で決済ができるのです。
フルサービスではこの決済方法が使えるためセルフに比べてQR・バーコード決済ができる店舗も増えており、最近では「paypay使えます」などの、のぼり旗を立ててアピールしているお店もあります。
ガソリンスタンドでよく使われるスマホ非接触型決済
非接触型決済はスマホに搭載されたICタグ(無線通信)などの技術を利用した決済方法です。
セルフのガソリンスタンドではこの非接触型の決済方法がよく使われています。
ガソリンスタンドで使える非接触型決済は、iD・QUICPay・楽天Edy・交通系のSuica、PASMOなどになります。
以下は各ガソリンスタンドで使える決済方法です。
セルフのガソリンスタンドには、EneKeyやEasyPay・DrivePayなどを読み取るパネルがあるため、ほとんどの店舗で非接触ICの使用ができるようになっています。
一方、フルサービスでこの決済方法ができるところはかなり限られています。
最後に
QR決済についてはJAを除くとセルフのガソリンスタンドで使えるところはほとんどありません。(d払いはコスモ、メルペイはコスモとENEOSの一部で使えます)
しかし、フルサービスでは使える店舗もあるのでpaypayや楽天Payを使って決済したいという人は最寄りのフルサービス店を探してみてください。
どうしてもセルフのガソリンスタンドでスマホ決済したいなら、非接触型の決済方法での利用をおすすめします。