ENEOSカードにはそれぞれ特徴の異なる3種類のカードがあり、使う人によってそのメリットは大きく変わってきます。
そこでこの記事では、使えば使うほどお得になるENEOSカードCのメリットとデメリットについて、10年以上にわたりガソリンスタンドの販促活動の手伝いを行ってきた専門家の立場からご説明します。
ENEOSカードを作るときの参考にしてみてください。
ENEOSカードCのメリット
ENEOSカードCは、他のENEOSカードのようなポイント付与はありません。
その代わり、ガソリンが最大7円引きになる強力な特徴を持っています。
ガソリン値引き
ENEOSカードCは毎月のカード利用金額に応じて、ガソリンの請求時割引が変動する特徴があります。
この割引金額は、最大でガソリン・軽油が7円/L引きです。(灯油はいつでも1円/L引き)
クレジットカード利用額に対する値引き金額は次の表で確認してください。
請求時値引単価 | ENEOS・ENEOS以外での1カ月間のカード利用額 |
---|---|
1円/L引き | 1万円未満 |
2円/L引き | 1万円~2万円未満 |
4円/L引き | 2万円~5万円未満 |
5円/L引き | 5万円~7万円未満 |
7円/L引き | 7万円以上 |
キャッシュバックのイメージは以下の通りです。
1か月目 | 2か月目 | 3か月目 | 請求時 |
---|---|---|---|
カード利用 | 値引単価の案内 | ガソリン・軽油での利用 | キャッシュバック (値引単価の適用) |
ENEOSの場合は毎月1日から末日までの利用分、ENEOS以外の場合は毎月6日から翌月5日までの利用分が割引の対象になります。
また入会直後は、当月と翌月のガソリン代は2円/L引きになっています。
適用される値引きは毎月合算で150Lまでとなっていて、家族カード分も含まれています。
店頭値引きでもっとお得
ENEOSカードCは、ガソリンスタンド店頭での値引を受けれるメリットもあります。
ガソリンスタンドの店頭値引きは、各ガソリンスタンドによって異なりますが、ENEOSカードは他のアイテムよりも安く価格設定をされている場合が多いのが特徴です。
現金価格・一般クレジット < Tカード < ENEOSカード
カード利用に応じた割引が最大の7円/ℓ引きのとき、店頭割引が3円のガソリンスタンドで給油すると合計10円/ℓの値引きになります。
ENEOSロードサービス
ENEOSカードに入会すると、365日24時間対応のロードサービス特典が付いてきます。
サービス項目 | サービス愛用 | ENEOSロードサービス |
---|---|---|
レッカーサービス | レッカー車による移動 | 10kmまでは無料 |
路上修理(30分以内) | キー閉じ込み開錠サービス バッテリージャンピング タイヤパンク時の交換作業 落輪時の引き上げ作業 ガス欠時給油作業 その他30分以内の作業 | 30分以内は無料 |
メンテナンス料金割引
キズ・ヘコミの修理がカーコンビニ倶楽部で5%割引になります。
- ウェブサイトまたは電話で、カーコンビニ倶楽部カーコンコールセンターに連絡 0120-012-055
- カーコンビニ倶楽部カーコンコールセンターから、最寄のカーコンビニ倶楽部の店舗紹介
- カーコンビニ倶楽部でENEOSカードを提示
レンタカー優遇
全国約1,000ヶ所のオリックスのレンタカーネットワーク〈オリックスレンタカー、レンタカージャパレン、エックスレンタカー〉で10%割引のご優待が受けられます。
電話番号 0120-30-5543
ENEOSカードCのデメリット

ガソリンが最大で7円/ℓ引きのENEOSカードCですがデメリットもあります。
年会費
ENEOSカードCは、2年目以降の年会費が1,375円(税込)必要です。(初年度は無料)
ENEOSカードSのように、年間1回のカード利用で次年度の年会費が無料になる特徴はありません。
他のクレジットカードのポイントが貯まらない
ENEOSカードCは、月に7万円以上利用しないと、最大のガソリン値引きの恩恵を受けれません。
そのため、他のクレジットカードを使うよりもENEOSカードを使う機会が多くなり、貯めている他のクレジットのポイントが貯まらなくなるデメリットがあります。
最後に
ENEOSカードCの最大のメリットを活かすには、カードを月に7万円以上利用する必要があります。
ガソリン7円/ℓ引きは魅力的ですが、カードをよく使う人以外は、この恩恵を受けるのは難しいので、このカードはクレジットの利用金額が多い人におすすめです。