現在約90%の人がセルフのガソリンスタンドで給油していると言われています。
しかしその中には、初めてセルフで給油する人や、あまりセルフに慣れていない人も多くいます。
そこでこの記事では初めてセルフで給油するときに注意すべき3つのことについて、ガソリンスタンドの販促の手伝いを長年行ってきた専門家の立場からご説明します。
セルフスタンドに慣れていない人はこれを参考にして給油をしてみてください。
セルフのガソリンスタンドの給油トラブルベスト3
セルフのガソリンスタンドでのトラブルは単純な間違いが原因になっていることがほとんどです。
ちょっとしたことが、大きなトラブルにつながる可能性があるので注意しましょう。
油種の入れ間違い
油種の入れ間違いはクルマの故障の原因になります。
セルフでの給油に慣れている人には想像できないかもしれませんが、レギュラーガソリンと軽油の入れ間違えのトラブルは結構頻繁に起こっています。
このようなトラブルはクルマが動かなくなって、高額な修理費用がかかることもあるので注意が必要です。
セルフでの給油は自己責任なので、誤給油をしないように油種の確認はしっかり行いましょう。
ガソリンの吹きこぼれ
セルフスタンドで満タン給油を行うと、自動で給油が停止する機能(オートストップ機能)が働いて自分の意志とは関係なく給油は止まります。
しかし、ノズルを給油口に入れ直しレバーを引くと追加給油ができてしまうため、ストップ機能が効かず吹きこぼしてしまうことがあるのです。
ガソリンは少しの火の気でも引火してしまう危険物なので、吹きこぼれたところに静電気が触れただけでも大惨事になる可能性があります。
給油キャップの締め忘れ
給油時に外した給油口のキャップを締め忘れてしまうトラブルもよくあります。
給油口のキャップが締まっていない状態だと、走行中にガソリンが給油口からこぼれ、クルマの塗装やタイヤを痛めたり、ガソリンが気化してしまう現象が起こります。
ガソリンが気化するとちょっとしたことで引火してしまうので恐れもあるのです。
そのためガソリンのにおいがする時は、火の気に注意しながらキャップの閉め忘れを確認してください。
少し忘れただけでも大きな事故になる可能性があるので、キャップの締め忘れがないかは常にチェックするようにしましょう。
ガソリンスタンドとのトラブル
セルフスタンドでの給油トラブルは自己責任によるものですが、スタンドとトラブルが起こることもあります。
その中でも一番多いのが押し売りによるトラブルです。
これは使用できるタイヤやオイルを交換しようとする質の悪いガソリンスタンドで起こるトラブルです。
このようなトラブルは、クルマのことをあまり知らない人がターゲットになりやすく、クルマの安全にかかわる商品が狙われます。
そのためクルマの消耗品の交換時期を覚えておくと、これらのトラブルは防ぐことができます。
そもそも、このようなガソリンスタンドはごく一部で、ほとんどのガソリンスタンドが正しいタイミングでタイヤやオイルの提案をしてくれます。
もしこのような質の悪いガソリンスタンドを見つけたら2度と行かないようにしましょう。
最後に
セルフスタンドでの給油間違いや忘れものは自己責任です。
ガソリンの吹きこぼれやキャップの締め忘れによる引火、油種間違いによる車の故障など、被害が大きくなるものが多いので注意しましょう。
とくにセルフ給油に慣れていない人や、新しいクルマ・借りたクルマで給油するときはトラブルになるケースもあるのでしっかり確認して給油してください。
>>>ハイオクとレギュラーの違いとは?間違って給油したらどうなるの?