福利厚生で給与天引きのガソリンカードが作れる会社はよくあります。
ただこの給与天引きのガソリンカードが、どれくらいお得かどうかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、会社で作れる給与天引きのENEOSアソック(ASSOC)カードとはどんなカードで、他のカードに比べてお得なのかについて、ガソリンスタンドの専門家の立場からご説明します。
ENEOSASSOCカードとは
ASSOCカードとは、契約している企業や団体が指定した社員や組合員を対象とした職域向け個人カードです。
このカードは全国のENEOSならどこでもガソリン(軽油も)が給与天引きで給油できるのが特徴になっています。
高速道路のガソリンスタンドや一部のガソリンスタンドで利用できない場合があります。
給油価格は契約価格
ガソリン・軽油の給油価格は、カード発行店と企業・団体が取り決めた契約価格です。
そのため、安く契約している企業はカードのメリットが大きくなります。
とくにガソリン価格が高騰しているときは、契約価格との差が大きくなるのでとてもお得です。
ただし、ガソリン価格が下降しているときは、他の給油方法と比べて損をする可能性もあります。
ガソリン・軽油以外の商品も購入可能
ENEOSのガソリンスタンドで販売している商品はこのカードで購入可能です。
ただしガソリンと軽油以外は、契約価格ではなく購入先のガソリンスタンドの価格が採用されるので注意してください。
また1回の利用額の上限は2万円未満となっています。
ASSOCカードは他のカードよりもお得?
ASSOCカードは前述の通り企業や団体と、カード発行店が取り決めた価格で給油することができるカードです。
しかしこの価格は企業や団体によって異なるため、一概に他のカードよりお得かどうかはわかりません。
そのためこのカードがお得かどうかを調べるには、毎月会社から通知されるガソリン価格と、近くのガソリンスタンドの価格を見比べる必要があります。
ENEOSのガソリンスタンドの最安値はENEOSカードなので、このカードの価格と比較してASSOCカードの方が安ければそのまま利用してください。
もしENEOSカードの方が安ければENEOSカードに入会してみてもいいでしょう。
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ENEOSカード3種類の特徴
ENEOSカードはそれぞれ特徴の異なった3つのタイプがあるカードです。
どのタイプのENEOSカードもガソリンスタンドの店頭価格は変わりません。
3種類が異なるのはクレジット請求時の値引き内容になっています。
ENEOSカードS
ENEOSカードSは最もスタンダードなENEOSカードです。
このカードは請求時ガソリン代がいつでも2円/ℓ引きで、年に1回利用すれば翌年の年会費がタダになる特徴があります。
ENEOSカードP
ENEOSカードPはポイントを貯めて、貯まったポイントをキャッシュバックできるカードです。
エネオスでこのカードを利用すると、1,000円につき30ポイントのポイントが貯まり、1,000ポイントを1,000円としてキャッシュバックできます。
ただしこのカードは、2年目以降年会費が1,375円必要です。
ENEOSカードC
ENEOSカードCは毎月のカード利用額に応じて、ガソリン・軽油が最大7円引きになるカードです。
カード利用額に応じた値引は以下の通りです。
請求時値引単価 | ENEOS・ENEOS以外での1カ月間のカード利用額 |
---|---|
1円/L引き | 1万円未満 |
2円/L引き | 1万円~2万円未満 |
4円/L引き | 2万円~5万円未満 |
5円/L引き | 5万円~7万円未満 |
7円/L引き | 7万円以上 |
このカードもENEOSカードPと同じように、2年目以降の年会費が必要になります。
最後に
エネオスASSOCカードは、福利厚生や職域サービスの一環として社員や組合員が入会できるカードです。
このカードは給料天引きで利用できるのでとても便利です。
ただ価格については必ずしも一般店頭価格よりも安いわけではないので注意が必要です。
そのためエネオスで最安値になっているENEOSカードとの比較は常に行ったほうがいいでしょう。