高還元率カードとして有名なリクルートカードと、ガソリンスタンドの相性が良いのはご存じですか?
このカードは、ポイントの還元率が1.2%と高いだけでなく、ガソリンスタンドで使うと様々なメリットがあります。
そこでこの記事では、リクルートカードをガソリンスタンドで使ったときのメリットとデメリットについて、10年以上にわたりガソリンスタンドの販促の手伝いを行ってきた専門家の立場からご説明します。
リクルートカードのメリット
リクルートカードをガソリンスタンドで使ったときのメリットは、ガソリンスタンドのマークによって変わります。
ここではマーク別のメリットについても紹介します。
アポロステーションならPontaポイントと交換
リクルートカードは、貯まったリクルートポイントを等価でPontaポイントに交換することができます。
そのためリクルートカードを使って、アポロステーション(出光・シェル)で給油をすると、Pontaカードを使ったのと同じ効果が得られます。
さらにリクルートカードは、100円につき1.2ポイントのポイントが貯まるため、2ℓにつき1ポイント貯まるPontaカードよりもお得になっています。
ガソリンが1ℓ50円という夢のような価格になっても、Pontaカードは100円で1ポイントしか貯まらないため、リクルートカードの方が魅力があります。
コスモ石油ならdポイントと交換
リクルートカードは、dポイントも等価でポイント交換ができます。
dポイントを貯めて使うことができるコスモ石油では、アポロステーションでPontaポイントを貯めるのと同じように、リクルートカードが役に立ちます。
またコスモ石油の場合も、dポイントカードで貯まるポイントが200円で1ポイントしかないため、リクルートカードの方がお得になっています。
電子マネーへのチャージでポイント獲得
リクルートカードは電子マネーにチャージすることで、ポイントを貯めることができます。
楽天EdyやnanacoといったENEOSで利用できる電子マネーも対象となっているので、ガソリンスタンドでも役立ちます。
さらに、チャージした電子マネーで給油すると、電子マネーのポイント(楽天Edy・nanacoは200円につき1ポイント)が貯まるメリットもあります。
ただし、リクルートカードにはチャージの上限があり、ひと月3万円までとなっているので注意が必要です。
年会費無料
リクルートカードは年会費が永年無料です。
高還元率カードもガソリンカードも、条件なしで年会費無料になるカードはあまり多くありません.
ENEOSカードSのように、年間1回利用しなければ翌年の年会費が無料にならないカードや、コスモ・ザ・カード・ハウスのようにWEB明細の登録が必要なカードではないので、放っておいても損をしないというメリットがあります。
リクルートカードのデメリット

ガソリンスタンドでは有益なリクルートカードですが、デメリットになる部分もあります。
ポイントの使い道が限定されている
リクルートカードのデメリットはポイントの使いみちが少ないことです。
リクルートカードのポイントは、商品やマイルなどに交換が出来ません。
貯まったポイントは、「じゃらん」や「ホットペッパー」といったリクルート関連のサービスでしか使えないのです。
ただしリクルートカードは、それ以外にPontaポイントとdポイントに等価で交換ができるというメリットがあります。
ガソリンスタンドとの相性がいいのは、この2つのポイントと交換ができるためです。
使いにくいのがデメリットになっているリクルートポイントですが、ガソリンスタンドで利用することで非常に使いやすいポイントになっています。
nanacoの新規登録チャージができない
2020年3月までにnanacoに登録していない人は、nanacoへのチャージができません。
そのため、nanacoへのチャージでポイントを貯めて、nanacoの利用でポイントをもらう2重取りが新規ユーザーはできないのです。
ガソリンスタンドでお得に給油をしたいと思う人には、残念に感じる部分です。
最後に
リクルートカードは、Pontaポイントとdポイントに等価で交換ができるというメリットと、高還元率でポイントがサクサク貯まるというメリットを併せ持った非常に優秀なカードです。
ガソリンスタンド以外でもポイントが貯めやすく、年会費が永年無料なのでハードルが低いところも魅力の一つになっています。
ガソリンカードをあまり作りたくない人や、Pontaポイントやdポイントを貯めている人にはとくにおすすめのカードになっています。
