基本的にカーリースはリース終了後に車を返却しなければいけません。
ただリース終了後もリース車にそのまま乗り続けたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ガソリンスタンドのカーリースの契約終了後の選択肢について、10年以上にわたりガソリンスタンドの販促の手伝いをしてきた専門家の立場からご説明します。
ガソリンスタンドのカーリースの契約終了後の選択肢は?
カーリース終了後の選択肢はリース会社によってそれぞれ異なります。
ガソリンスタンドのカーリース(コスモMYカーリース・出光オートフラット・ENEOSカーリース)終了後の選択肢も以下のような違いがあります。
コスモMYカーリース
コスモMYカーリースは契約終了後に様々な選択肢があります。
オープンエンド契約をしている場合は買取・再リース・返却から、クローズドエンド契約をしている場合は再リースと返却から選ぶことができます。
もちろん、返却後は新しい車に乗り換えることも可能です。
返却
契約期間が終了したら当初の予定通り車を返します。
この場合、残価精算を行って終了になります。
再リース
コスモMYカーリースは契約終了後も、同じ車に契約を延長して乗り続けることができます。
この場合、最初の契約終了後の残価から延長した契約終了後の残価を差し引いた金額をもとに利用金額が決められます。
買取
オープンエンド契約をしている場合は契約終了後に残価を払うことで、車の所有者をリース会社から自分に移すことができます。
ただ残価設定が高すぎる場合は初めから新車を購入した方が良くなるので、契約時に将来リース車を買取るかどうかよく考える必要があります。
オートフラット
出光のオートフラットもコスモMYカーリースと同じように、返却・再リース・買取から選ぶことができます。
返却
オートフラットは残価設定がしっかりしているため、契約終了後の残価精算でプラス査定が出ることが多い特徴があります。
返却したときのキャッシュバック率は90%で、平均20万円のキャッシュバック実績があります。
再リース
オートフラットの再リースの期間は1年もしくは2年で、再リース契約には改めて審査が必要になります。
ENEOSカーリース
ENEOSカーリースは基本的に買取や再リースができません。
ENEOSカーリースを利用した場合、契約終了後は返却のみの対応になっています。
返却
ENEOSカーリースも他のカーリースと同じように残価精算をして返却終了です。
ただしキズやヘコミがある場合は原状回復が必要になります。
また、基準走行距離を超過している場合は1kmにつき8円の追加料金が発生します。
走行距離の超過は注意が必要
走行距離を超過すると車を返却するときに追加精算が発生することがあります。
ガソリンスタンド3社のカーリースはそれぞれ走行距離超過の基準が異なっているので契約するときは注意をしましょう。
コスモMYカーリースの走行距離設定
コスモMYカーリースは契約時に走行距離が設定できます。
選べる走行距離は、月500km(年間6,000km以内)、月1,000km(年間12,000km以内)、月1,500km(18,000km以内)の3種類です。
契約終了時にこれらの走行距離が超過していた場合、車の価値が下がった分の精算が必要になります。
オートフラットの走行距離設定
オートフラットの月間予定走行距離の上限は2,500kmです。(マイメンテプランは1,500km)
ただし、オートフラットは走行距離超過による距離精算はありません。
距離超過で残価設定金額より車の価値が下がった場合のみ支払いが発生します。
ENEOSカーリースの走行距離設定
ENEOSカーリースは月1,000km(年間12,000km以内)と、月1,500km(18,000km以内) の2つの走行距離から選ぶことができます。
契約終了時に累計走行距離が設定距離を超えている場合は、1kmにつき8円の追加料金が発生します。
最後に
リース会社によって契約終了後の車の扱いは異なります。
そのため、契約満了後にどうしたいか先に決めた上で契約するようにしましょう。
また、走行距離超過などにより追加料金が発生することもあるので注意してくだい。