アドブルーとは何？なくなってもクルマは走るの？

ディーゼル車に使われるアドブルーという液体をご存知ですか？

この液体は比較的新しいディーゼル車に使われているため、知らない人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、アドブルーとは何か、アドブルーが無くなるとどうなるのか、アドブルーの価格はどれくらいなのかについてご説明します。

アドブルーって何？

アドブルーとは、ディーゼルエンジン車の排気ガスを浄化してクリーンな状態にするための「高品位尿素水」です。

現在、各自動車メーカーが排気ガスのクリーン化に尿素SCRシステムを採用しています。

ただこれに使われるアンモニアの取り扱いが危険なこともあり、代用品としてアドブルーが採用されているのです。

尿素SCRシステムは、排出ガスの有害な窒素酸化物をアンモニアガスを使って無害な窒素と水に分解するシステムです。

アドブルーは無害ということもあり、ガソリンスタンドだけでなくカー用品店などでも扱えるのが特徴です。

尿素SCRシステムには、アドブルーではなく普通の尿素水を入れてしまうと故障の原因になります。

アドブルーは1,000kmの走行で約1ℓ減っていきます。

そのため補充は定期的に行う必要があります。

代表的なアドブルーを使う車のタンク容量は以下の通りなので、これらを目安に走行距離を確認して補充してください。

ただアドブルーが走行中に無くなったとしても、車が急に停止することはありません。

そのまま継続して走ることが可能です。

しかし、一度エンジンを切ってしまうと、エンジンの再始動は出来なくなるので注意しましょう。

アドブルーの価格は取り扱っている店舗によって大きく異なります。

1ℓあたり200円程度で購入できるところもあれば400円程度になるところもあるので、安く買えるところを探しておくと役立ちます。

また、アドブルーは通販で購入し自分で補充することも可能です。

そのため安いところで購入して、自宅で保管している人もいます。

ただしアドブルーを自宅で保管する場合は、温度の管理に注意が必要になります。

アドブルーはマイナス11度以下で結晶化するため低温状態での保管はできません。

また、保管温度が高くなっても有効期限が短くなってしまいます。

有効期限を長くするには、30度以下で直射日光が当たらないところがベストになります。

アドブルーをガソリンスタンドで補充するなら、カーケア商品で値引きや特典があるカードを使って購入するとお得です。

エネオスではENEOSカードを使用すると、ガソリン以外のカーケア商品の購入でもポイントが貯まります。

ただENEOSカードには3種類あり、それぞれカーケア購入での特典が違うので注意してください。

カード種類	カーケア購入時の特典
ENEOSカードS	1,000円ごとに20ポイント貯まり、1,000ポイント＝1,000円で換算。 1,000ポイント単位でキャッシュバック可能。そのほか商品との交換も可能。
ENEOSカードP	1,000円ごとに30ポイント貯まり、1,000ポイント＝1,000円で換算。 1,000ポイント単位でキャッシュバック可能。そのほか商品との交換も可能。
ENEOSカードC	カード利用額に応じてガソリン・軽油が最大7円/ℓ引き