ガソリンスタンドが近くにない時に、ガソリンのランプが点滅すると焦りますよね。
これが高速道路だったら、不安にならない人はいないはずです。
そこでこの記事では高速道路のSA・PAにあるガソリンスタンド事情と、ガソリンランプが点いてからどれくらい走行できるかについてご説明します。
高速道路のガソリンスタンドの価格と営業時間
高速道路を走行中にガソリンが減ってしまったら、高速道路のガソリンスタンドを利用せざるを得ません。
ただその時に気になるのが、ガソリンの価格と営業時間です。
ガソリンスタンドの価格が高い理由は?
現在サービスエリアのガソリンスタンドは、NEXCOによる価格統制はありません。
以前はNEXCOが、価格のガイドラインを作って上限価格を決めていましたが、現在はそれがなくなっています。
そのため、各サービスエリアのガソリンスタンドは、独自で価格の設定を行っています。
それでも価格が一般道のガソリンスタンドよりも高く設定されているのは、テナント料の支払いなど一般道のガソリンスタンドよりも運営経費が高いのが原因となっています。
高速道路のガソリンスタンド営業時間は
ETCの割引なども考えて、深夜に高速道路を運転する人には、ガソリンスタンドの営業時間が気になるところでしょう。
しかし、一般的にサービスエリアのガソリンスタンドの営業時間は24時間なのであまり心配することはありません。
ただ一部交通量の少ない高速道路などでは、夜営業をしていないガソリンスタンドもあるので事前に確認しておきましょう。
一つ前や後ろのサービスエリアのガソリンスタンドは必ず営業しているので、そちらで給油するようにしてください。
また、高速道路会社が運営するサイトにガソリンスタンドの情報もアップされているので、出かける前に見ておくといいでしょう。
https://www.w-holdings.co.jp/gasoline/
ランプがついてから走る距離は?

ガソリンランプ点滅後に車が走る距離はだいたい50キロ前後で、点滅時のガソリンの残量は5リットルから10リットルといわれています。
ただ都市部と郊外では交通状況が大きく異なるので、残量がいくらあっても50キロも走行できないことがあります。
さらに、車種による燃費の違いも大きく、一概には何キロ走るかはわからないのが実状です。
もしガソリンランプが点いてしまったら、50キロを意識せず出来るだけ早くガソリンスタンドに入るようにしてください。

ガス欠になったときの対処法は?
もしもガソリンスタンドまでたどり着く前に、ガス欠になってしまったらどうすればいいのでしょうか。
車はガソリンが無くなると、パワーが落ちてアクセルが吹き上がらなくなります。
そのような状況になったら、交通の妨げにならないようにハザードランプをつけて、安全な場所に車を止めるようにしましょう。
次に、近くのガソリンスタンドにガソリンを持ってきてもらうように頼むか、JAFを呼んでガソリンを持ってきてもらいましょう。
JAFに給油依頼したときの費用
JAFを呼んだ場合、会員であればガソリン代だけ支払えば給油ができます。(JAF会員でも高速の場合は高速料金が加算されます)
しかし、JAFの会員でない人は、ガソリン代のほかに費用が発生します。
この時の費用は、一般道通常料金で燃料代+8,380円となっています。
詳しくは以下でJAFの非会員価格を確認ください。
一般道路 通常料金 | 8,380円+燃料費 |
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一般道路 夜間料金 | 10,480円+燃料費 |
PA・SA 通常料金 | 10,480円+高速料金+燃料費 |
PA・SA 夜間料金 | 12,570円+高速料金+燃料費 |
高速道路 通常料金 | 16,770円+高速料金+燃料費 |
高速道路 夜間料金 | 19,900円+高速料金+燃料費 |
JAFに依頼するとガス欠であっても大変な出費になってしまうので、ガソリンの状態は常にチェックするよう心がけましょう。
また、もしものことを考えるのであれば、JAFの会員になっておくと安心です。
最後に
高速道路に乗る前は、ガソリン残量のチェックをして万が一に備えましょう。
また、ガソリン料金が高いサービスエリアでの給油は控えて、一般道路で早めの給油を心がけましょう。
