出光とシェルが一つになって、それぞれの非接触決済ツール「DrivePay」と「EasyPay」が相互に使えるようになりました。
どちらもお金やクレジットカードを使わずスピード決済ができる便利なツールなのですが、この2つの違いについては知りたい人もいるはずです。
そこでこの記事では、「DrivePay」と「EasyPay」の違いについて、ガソリンスタンドの販促を10年以上にわたり行ってきた専門家の視点からご説明します。
DrivePayとEasyPayの違いって何?
結論から言うと「DrivePay」と「EasyPay」に大きな違いはありません。
あえて違うところを探せば、形状くらいです。
性能は以下の通り全く同じになっています。
DrivePayとEasyPayの性能
「DrivePay」と「EasyPay」は、エネオスの「Enekey」と同じで、クレジットカードに紐づけて、簡単に決済できるスティック型の非接触決済ツールです。
どちらの決済ツールも、ガソリンスタンドで無料でもらうことができ、その場でクレジットカードに紐づけることが可能になっています。
さらに4油種(レギュラー・ハイオク・軽油・灯油)、3給油方法(満タン・金額指定・数量指定)から2通りを設定することで、給油をスピーディーに行える特徴があります。
DrivePayとEasyPayはどうやって作るの?
「DrivePay」と「EasyPay」は、作れるガソリンスタンドが違います。
DrivePayはアポロステーションまたは出光のガソリンスタンドで、EasyPayはシェルのガソリンスタンドで作ることができます。
そのため、シェルが無くなりアポロステーションが増えていく今後は、EasyPayは作れなくなっていく可能性があります。
尚、これらのツールを作るときは、扱っているガソリンスタンド(セルフ)に行って、スタッフに「DrivePay」もしくは「EasyPay」を作りたいと依頼してください。
ガソリンスタンドのスタッフが無料でこのツールを用意してくれます。
この時に自分が用意しておくものは、普段使っているクレジットカードと免許証です。
そのほかに紐づけできるポイントカードを持っていくと、給油時にポイントが付与できるようになります。
DrivePayとEasyPayに紐づけられるポイントカード

「DrivePay」と「EasyPay」は、Pontaポイントカードまたは楽天ポイントカードとの紐づけができます。
ポイントカードを紐づけると、給油のたびにクレジットカードのポイントのほか、Pontaポイントもしくは楽天ポイントを貯めることができます。
Pontaポイントと楽天ポイントはどちらでも好きな方を選ぶことができるので、普段自分が貯めている方を選んでください。
どちらも2ℓにつき1ポイントのポイントが貯まります。
おすすめの2重取り
「DrivePay」や「EasyPay」はポイントの2重取りができます。
もし2重取りをするなら、共通のポイントを2重取りしたほうが効率的です。
そこで「DrivePay」や「EasyPay」と紐づけるのにおすすめのクレジットカードがリクルートカードです。
リクルートカードは、還元率が1.2%と非常に高く、貯まったポイントをPontaポイントに交換することができます。
交換レートは、リクルートポイント1ポイントに対して、Pontaポイント1ポイントの等価交換です。
そのため、月に1万円リクルートカードをDrivePayなどに紐づけて給油すると、Pontaポイントは120ポイント貯まります。
また、Pontaポイントカードを紐付ければ、ポイントの2重取りができるメリットもあります。
Pontaポイントカードは、2ℓにつき1ポイントのPontaポイントが貯まるので、1ℓ150円のとき1万円分を使えば33ポイントのPontaポイントが貯まります。
この条件で1カ月1万円使うと、リクルートカードとPontaポイントカードで、153ポイントのPontaポイントを貯めることができます。

最後に
「DrivePay」と「EasyPay」の特徴や役割に違いはありません。
そのためアポロステーションのガソリンスタンドでは同じように使えます。
ただしアポロステーションでは「DrivePay」しか作れないので、今後シェルが無くなると「EasyPay」を作ることができなくなる可能性もあります。
どちらの非接触決済ツールもクレジットカードとは別に、Pontaポイントカードもしくは、楽天のポイントカードを紐づけることができるので、できるだけ作成するときは紐づけるようにしましょう。
ポイント還元率が高いリクルートカードに紐づけると、ポイントが多く貯まるだけでなく、ポイントの2重取りもできるので、個人的に非常におすすめです。
